夏は汗や皮脂の分泌が激しくなって、化粧崩れが気になりますが、メイクを少しでも長持ちさせるために、ぜひ試していただきたいとっておきのテクニックがあります。
まず、アストリンゼントでパッティングして毛穴をしっかり引き縮めてください。それから氷をガーゼに包んだものを用意して、Tゾーンなど、化粧崩れしやすい部分に当てて冷やしてください。夏場、化粧くずれしやすい方は、ファンデーションのつきも良くなって、化粧崩れしにくくなります。また、前の晩からタオルを冷蔵庫に入れて冷やして使っても良いと思います。
余談ですが、女優の吉永小百合さんが、夏場の撮影現場で氷をガーゼで包んだものを使って、化粧崩れしにくくしているそうです。大女優といわれる吉永さんも、こうした努力の積み重ねがあったから、今があるのでしょうね。
夏は紫外線がとても強い時期なので、ファンデーションの前には必ずサンスクリーンを忘れずにつけてください。そして、ファンデーションをつけたあと、もう一度、化粧崩れしやすい部分にフェイスパウダーをたっぷりのせて、そのまま少しおき、ブラシで払い落とします。
これもファンデーンョンを長持ちさせるコツです。こうして崩れにくいベースが仕上がりましたので、2000年、夏のメイクアップを提案したいと思います。
今年の夏はさわやかで透明感のあるメイクアップが主流になります。
ファッションなど、トータル的に見ても、春に引き続き、ピンク・オレンジ・イエロー、そしてデニム素材のものが多く見られるように思いますので、淡いブルー、オレンジなどを使ってバランス良く仕上げていきます。
アイシャドウは少し変わった組み合わせですが、目頭側にベージュ系のモレスカラー002番を目の3分の1くらいまでのせ、目尻側からブルー系のモレスカラー502番をのせて、旗目がわからないようにパールホワイト701番をプラスしながらぼかしていきます。チークは頬骨よりも少し下の位置に、アプリコットを側面に平行に入れます。
リップはヌードオレンジ系、プチラ21号を薄くつけてなじませます。少し個性の光る、さわやかメイクのできあがりです。
2000年7月
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